クワカブ飼育のコツ


菌糸を変えない

菌糸はクワガタ幼虫飼育に使用しますが、基本的に初令から蛹化まで種類やメーカーを変えない方が良いとされています。

但し、オオヒラタケやカワラなどの種類を変えるのはまだしも、同じ種類ならメーカーの変更やマットに変えるなどは問題無い場合もあります。

 

右の写真が800ccボトルに詰めた菌糸です。ブロックを買って手詰めしてもいいし、詰めたものを買ってもいいです。

 

価格は詰めたものを買う方が高いです。



湿度を保つ

クワカブも生き物ですから水分は非常に大切です。特に幼虫をマットで飼育する場合は容器の中が乾燥しないよう必要以上の空気穴を開けないことも大事です。

プリンカップで飼育する場合は成虫を飼育する場合よりも空気穴を少なくするなどの工夫をした方がより大きく育ちます。

 

幼虫を菌糸で飼育する場合は、菌糸が水分を出しますのでフタを開けっ放しにしない限りは大丈夫です。

プリンカップでの幼虫飼育の例です。わかりやすように赤色で空気穴を示していますが9~10個程度しか開けません。但し酸欠にならないよう幼虫の大きさによって穴の数を増やして下さい。
プリンカップでの幼虫飼育の例です。わかりやすように赤色で空気穴を示していますが9~10個程度しか開けません。但し酸欠にならないよう幼虫の大きさによって穴の数を増やして下さい。


暴れ対策

特に菌糸飼育の幼虫について、菌糸ボトル内で暴れが発生します。

暴れると体重が落ちて大きな成虫は望めなくなりますので注意が必要です。

一度暴れて体重が落ちた幼虫が挽回して大きく羽化することはありません。

 

対策としては

1.ボトル交換直後に暴れやすいので、交換後は管理温度を1~2℃下げる。

 

2.酸素不足も暴れの原因になるので、酸欠にならないよう、空気穴は幼虫の大きさに合わせて開けておく。

 

3.交換前と交換後のボトル内の温度差も暴れの原因になることがあるので、新しい菌糸ボトルを交換の少し前から交換対象のボトルと同じ場所に置いておくか、同じ温度の場所に置いておく。

多少暴れの出た菌糸ボトル
多少暴れの出た菌糸ボトル
順調に下から食いあげた菌糸ボトル
順調に下から食いあげた菌糸ボトル


コバエ対策

クワカブの飼育でみなさんが嫌がることの上位に入るのがコバエです。

他のブリーダーさんの虫部屋にお邪魔すると必ずと言っていいほど見る光景が、飼育ケースの回りを飛びかうコバエの姿です。

これではご家族からのブーイングも免れないですよね。

でも安心して下さい、私の虫部屋にはコバエはほぼゼロ、その秘訣をここでお教えしますので実践して頂ければコバエに悩まされる心配はないのです。

 

やり方は簡単、基本的な考え方は次の2点です。

1.コバエをケースに侵入させない。

2.コバエをケースの外に出さない。

 

要はこの2点ができていないからコバエがエサを食べれて、かつ繁殖できるわけです。

で、実際にやることは次の1点だけです。

1.ケースの空気穴はコバエが通れないサイズにする。

 

プリンカップの空気穴はコバエが通れないよう針で小さい穴をあけるのみとします。

また、成虫飼育ケースもコバエが通過できるすきまが無く、もちろん空気穴もフィルターやコバエシートでふさぎ空気は通るけどコバエは通れないようにします。

 

もちろん購入した幼虫飼育用マットや幼虫を買った時に入っていたマットなどからコバエが発生することはありますが、その容器から外に出さなければ増殖することはありません。

フタにすきまが無く空気穴がフィルター状の物を使用します
フタにすきまが無く空気穴がフィルター状の物を使用します
コバエとコバエシートの拡大写真。これではコバエが通れないですよね。
コバエとコバエシートの拡大写真。これではコバエが通れないですよね。
幼虫飼育用のマットもコバエがわきやすのでコバエシート1枚まるまる挟んでフタとのすきまを無くし、コバエが通れないようにします。
幼虫飼育用のマットもコバエがわきやすのでコバエシート1枚まるまる挟んでフタとのすきまを無くし、コバエが通れないようにします。
コバエが入らないよう空気穴をコバエシートで上からカバーしています。
コバエが入らないよう空気穴をコバエシートで上からカバーしています。