クワカブの標本は、蝶やトンボと違い、外骨格を持つため比較的簡単に作れます。
本格的な標本は足をボディと水平にするなど、やや難しい面がありますが、そこまでこだわらなくても、簡単に展足し標本として残すだけでも後々の思い出になり、楽しめますので、あまり構えず気軽にやってみて欲しいと思います。
▼標本の例です。ラベルは本当は固定の頭の上に貼るのですが、スペース確保のために針に刺して虫の下にしています。ラベルも本当は白を使うと見栄えが良いと思います。
標本作りのポイント
◯成虫が死んだら、体が固まる前に針を打って展足する
◯展足して完全に乾燥して固まるまで1~3ケ月かかる
◯針打ちのテクニックを磨く
◯展足の台には発泡スチロールを使うと便利
展足の仕方
▼符節が取れていますが、このメタリを例に簡単な展足の仕方を説明します。
虫が死んだ後は本当はもっと足を折りたたんだ状態になっています。
この写真は針で少し足を広げた後です。
足とヒゲを展足用の針を使って広げます。
▼足とヒゲを広げたら、頭が取れないように、そっとひっくり返します。
▼止め針の打ち方 まず1本の針を虫の上羽の上から刺します。
小型の虫だと割りと簡単に針が刺さりますが、大型の虫で外骨格が固いとなかなか虫の体を貫くのが難しくなりますので、手で刺さらない場合は、ピンセットやラジオペンチで針を挟んで刺すと割りと簡単に刺すことができます。
この虫の体を止める為の針は下の写真の位置に刺しますが、斜めに刺してしまうと見た目が悪くなりますので、出来るだけまっすぐ刺すよう慎重に刺して下さい。
慣れないうちは斜めになったり、刺す位置がズレたりもしますが、何度かやっていると自然に出来るようになって来ます。
▼基本針の打ち方 止め針が打てたら、次に基本針を打ちます。
基本針は絶対に全部打たなくてはいけないと言う事はありませんが、細かい展足をする前に基本的な部位を抑える意味で打つと良いです。
◯前足の付け根 体を固定する意味も含めて左右に1本ずつ計2本打ちます。
◯中足の付け根 上と同じです。
◯後ろ足の付け根 上と同じです。
◯オオアゴの内側 クワガタの場合、オオアゴがカッコ良く見える位置で内側に左右1本ずつ計2本を打ちます。
▼止め針と基本針を打ったら、最後に6本の足とヒゲを綺麗に整えます。
この時、符節が上に跳ね上がっていたら抑えるように斜めから針を刺します。
符節の先端は二股に分かれるよう針で開くように1本打ったりもします。
足は真っ直ぐになるよう展足するのが基本的ですが、好みで角度を付けても良いと思います。とにかく後で見てかっこ良く、綺麗に見えるよう展足します。
標本の補修の仕方
クワカブを〆て標本にする場合は別ですが、自然に死ぬまで飼育して標本にする場合は、死ぬまでに符節が取れてしまったり、死んでからも触っている内に頭が取れてしまったりということがあります。
この場合はボンド(接着剤)でくっつける事になりますので、そのやり方を少し紹介します。
▼接着剤には木工用ボンドや瞬間接着剤を使用すると良いです。
木工ボンドは最初は白いですが固まるとほぼ透明になって目立たなくなりますし、ある程度の粘着性がありますので作業がしやすいのでお勧めです。
▼この国カブは死ぬ前に右側の中足の符節が取れてしまったので、標本にする際にくっつけようと符節を取っておきました。
写真では右下がその符節ですが、丸まっていたので針で真っ直ぐになるように展足しています。
▼ちょっと見えづらいですが、符節を付けた所です。
木工用ボンドを使用しているので付けた近辺が白くなっていますが、乾燥すると透明になりわからなくなります。
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サイト管理人 アウトドアら~
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